攻撃力・守備力:攻めと守りを点数で測る
「あの選手は攻撃型?守備型?」に、数字で答える独自指標です。攻撃力は、和了したかどうかではなく作ったテンパイの価値(期待打点 × その速さ・広さでの和了率)で測ります。守備力は放銃の失点。どちらも1局あたりの点で、全体の平均と比べ、試合数に応じて平均に寄せます。重みや基準値は人が決めず、全23,939局のデータから換算します。本線は通算、1シーズンの値は「今季の結果」です。
通算 攻撃力トップ5
通算 守備力トップ5
通算 攻守型(どちらも平均以上)
| 選手 | チーム | 攻撃力 | 守備力 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| +33点 | +63点 | +95点 | ||
| +58点 | +28点 | +86点 | ||
| +9点 | +49点 | +58点 | ||
| +8点 | +46点 | +55点 | ||
| +39点 | +13点 | +52点 | ||
| +40点 | ±0点 | +41点 | ||
| +21点 | +18点 | +39点 | ||
| +15点 | +21点 | +37点 |
通算 チーム別
| チーム | 攻撃力 | 守備力 | 型 |
|---|---|---|---|
| +45点 | ▲4点 | 攻撃型 | |
| +30点 | ▲7点 | 攻撃型 | |
| ▲6点 | +22点 | 守備型 | |
| ▲4点 | +15点 | 守備型 | |
| ▲25点 | +25点 | 守備型 | |
| ▲3点 | +2点 | 守備型 | |
| ▲20点 | +15点 | 守備型 | |
| +19点 | ▲57点 | 攻撃型 | |
| ▲22点 | ▲31点 | 平均以下 | |
| ▲18点 | ▲59点 | 平均以下 |
2025-26 今季の結果
1シーズン(約30試合)の信頼性は攻撃力17%・守備力27%(残りは偶然)。値は大きく平均に寄せてあり、判定の多くは「偶然の範疇」になります。シーズンの表は、強さの証明ではなく「今季どう打ったか」の記録として見てください。
測り方
攻撃力 = テンパイの価値
局ごとに、最初にテンパイした時点の 期待打点 × 和了率 を「テンパイの価値」とし、1局あたりの平均を全体の平均(1,048点/局)と比べます。ノーテンで終わった局は0点。和了したかどうかは見ません。
期待打点は、待ち牌ごとの打点(役と翻数から計算)を見た目の残り枚数で加重した平均。役のない待ち牌は0点、ロンとツモの重みは全体の和了の割合(55:45)。全体の平均は5,365点。
和了率は、テンパイの巡目(5区分)× 見た目の残り枚数(5区分)ごとに、全局で実際に和了した割合。早くて広いほど高く、遅くて狭いほど低い。速さ・広さ・火力の3つが、基準値や重みを置かずに1つの点数になります。テンパイ1回の価値の平均は2,306点。
| 巡目\枚数 | 1〜2枚 | 3〜4枚 | 5〜6枚 | 7〜8枚 | 9枚〜 |
|---|---|---|---|---|---|
| 〜5巡 | 58% | 56% | 69% | 72% | 79% |
| 6〜8巡 | 45% | 45% | 57% | 63% | 71% |
| 9〜11巡 | 34% | 36% | 47% | 52% | 61% |
| 12〜14巡 | 24% | 28% | 38% | 40% | 58% |
| 15巡〜 | 8% | 13% | 22% | 24% | 24% |
スタイル: テンパイ率、先制テンパイ率、平均テンパイ巡目、1局あたりの和了見込み、テンパイの期待打点、和了率(結果)、平均打点(結果)
守備力 = 放銃の失点
1局あたりの放銃の失点(本場を除く)を全体の平均(615点/局)と比べ、少ないほどプラス。放銃率だけでなく、何点の手に放銃したかまで入ります。
被ツモは入れていません。選手ごとの被ツモ失点は試合を重ねても安定せず(信頼性ゼロ)、特徴ではなくほぼ運でした。ノーテン罰符も同じ理由で外し、放銃だけで測ります。
攻撃力と重ならないように、テンパイの速さは守備力に入れていません(「先制して放銃を防ぐ」ぶんは攻撃力側で測っています)。
スタイル: 放銃率、平均放銃打点、ノーテン放銃の失点、テンパイ時放銃の失点
試合数に応じて平均に寄せる(縮小)
表示する値は、寄せる前の差に 局数 ÷(局数 + k) を掛けています。k は「実力の差と偶然のばらつきが同じ大きさになる局数」で、全選手・全試合から分散成分法で推定した値は攻撃力 1,794局(約147試合)、守備力 1,012局(約83試合)。局数が少ない選手ほど強く0に寄り、極端な値で上位・下位に来るのを防ぎます。
寄せる前の差と偶然のばらつき(±)も並べ、その比から下の「判定」を出します。
局数の目安(信頼性 = 実力で説明できる割合): 30試合で攻撃17%・守備27%、100試合で攻撃40%・守備55%、300試合で攻撃67%・守備78%。
判定の読み方:その数字をどれくらい信じていいか
「攻撃力」「守備力」の数字がどれくらいかを示すのに対して、「判定」はその差が偶然で説明できる範囲を超えているかを示します。寄せる前の「差」を、偶然のばらつき「±」(標準誤差の2倍。純粋な偶然でも、差はこの幅には収まる)で割った比で、5段階に分けています。
- 高い / 低い: 差が±を超えている。偶然では説明しにくい差
- やや高い / やや低い: 差が±の半分を超えている。傾向はあるが、偶然の可能性も残る
- 偶然の範疇: 差が±の半分に収まっている。同じくらいの差は運でも普通に出る
±は試合数の平方根でしか縮まないので、同じ差でも試合数が少ない選手ほど判定は弱くなります。たとえば通算の佐々木寿人(307試合)は、差が+86点で±が61点なので「高い」。二階堂瑠美(87試合)は差が▲101点と大きくても、試合数が少なく±が114点あるので「やや低い」止まりです。
1シーズン(約30試合)の表で「偶然の範疇」が多いのは、Mリーグの試合数ではプロ同士の差を見分けきれないという事実をそのまま表しています。判定は寄せる前の差で出し、縮小後の「攻撃力」「守備力」の値とは別です。
なぜ結果(和了点・素点)で測らないのか
和了率や和了収入は、配牌や引きの良し悪しが混ざった「結果」です。下の信頼性の表のとおり、Mリーグの試合数では和了収入に選手の実力差を見つけられません(k ≈ 1,024試合)。幸運指数で運を差し引くことも試しましたが、運と一緒に実力の信号まで消えてしまいました。
一方、「作ったテンパイの中身」と「放銃の中身」は、選手ごとの特徴がはっきり出ます。だから攻撃力はテンパイの価値で、守備力は放銃の失点で測ります。基準値(何巡目を1.0とするか、何枚を1.0とするか)や重みを人が決めるのではなく、和了率の表や点数計算から換算するのがガチ雀のやり方です。
本場・供託・リーチ棒は、他家の行動で決まる部分が大きいので入れていません。
信頼性:どの数字が「その選手らしさ」か
レギュラーシーズンで20試合以上の全選手の、試合ごとの値のばらつきから、「選手間の差のうち実力で説明できる割合」を試合数ごとに推定しました(分散成分法)。k は実力の差と偶然が同じ大きさになる試合数。緑は100試合で50%以上、赤は20%未満。
| 指標 | k(試合) | 30試合 | 100試合 | 300試合 | 読み方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 攻撃力(テンパイの価値) | 147 | 17% | 40% | 67% | 本体 |
| 和了収入(結果) | 1,024 | 3% | 9% | 23% | 結果。実力差を見つけられない |
| 守備力(放銃の失点) | 83 | 27% | 55% | 78% | 本体 |
| 被ツモの失点(守備力に入れない) | ∞ | 0% | 0% | 0% | 安定しない。守備力に入れない理由 |
| 局収支(和了収入 − 放銃失点) | 147 | 17% | 40% | 67% | 結果。素点に近い |
| テンパイ率 | 56 | 35% | 64% | 84% | 安定した個性 |
| 先制テンパイ率 | 66 | 31% | 60% | 82% | 安定した個性 |
| 平均テンパイ巡目 | 126 | 19% | 44% | 70% | ある程度の個性 |
| 1局あたりの和了見込み | 59 | 34% | 63% | 84% | 安定した個性 |
| テンパイの期待打点 | 47 | 39% | 68% | 86% | 安定した個性 |
| 和了率(結果) | 82 | 27% | 55% | 79% | 安定した個性 |
| 平均打点(結果) | 177 | 14% | 36% | 63% | ある程度の個性 |
| 放銃率 | 104 | 22% | 49% | 74% | ある程度の個性 |
| 平均放銃打点 | 134 | 18% | 43% | 69% | ある程度の個性 |
| ノーテン放銃の失点 | 240 | 11% | 29% | 56% | ある程度の個性 |
| テンパイ時放銃の失点 | 126 | 19% | 44% | 71% | ある程度の個性 |
公開データから独自に計算したエンタメ指標です。対象は、シーズンでは最多出場の3割以上、通算では50試合以上の選手。1試合は平均12.2局。